フープが体の周りをパタパタと上下する魔法のような技【エスカレーター/Escalator】。
新体操にも見られる動きですが、 フープダンス /hoopingにはこの基本のエスカレーターをもとにたくさんのバリエーションが存在します。
エスカレーターのやり方
まず上から下に落ちていくエスカレーターを学びます。
1.顔の前に構えたフープを、右手を支点に背面に運び、左首の後ろに当てます。
2.フープが右斜め下に落ちていくように勢いづけて手を離します。勢いづけが難しい場合、空いている左手を補助につかいます。右手と左首後ろ(フープを支えている2点)を結んだ線を軸にしてフープをパタンと返すような動きのイメージです。
3.離した右手をすみやかにおろし、落ちてくるフープをキャッチします。
慣れたら反対側(左手で左斜め下に落とす)エスカレーターも練習します。
つづいて上方向へのエスカレーターを学びます。
4.下方向のエスカレーターで落ちてきたフープをキャッチしたところからスタートします。右手でフープをしっかり立てます。
5.左のウエスト付近に向かって右手のフープを力強く押し出します。
6.右後方からフープが跳ね上がってきます。右手をすばやく上げ、跳ね上がってくるフープをキャッチします。
エスカレーターのポイント
- 上方向のエスカレーターでキャッチする際、恐怖心から目をつぶったり顔をそむけたりしがちです。からだの軸はぶらさずに、後方から飛んでくるフープを観察してみましょう。キャッチする手を顔の前にすばやく持ってくることで、ガードにもなります。
- エクササイズ用のフラフープは不向きです。ポリプロピレン製、高密度ポリエチレン製、ポリカーボネート製のフープダンス用フープを使いましょう。