わたしたちフープ東京は日本初の フラフープ 教室・フープダンス教室として2007年のオープンから今まで、TVや新聞、雑誌、書籍、ブログやWEBサイト等々さまざまな媒体でフラフープの正しい回し方をレクチャーしてきました。
フラフープが回せるようになるには、1:自分の体型に合ったフラフープを使う 2:正しい回し方とコツをつかむ 3:フラフープ筋 この三つが大切です。
逆に言うと、この三つさえそろえば、だれでも回すことができます。
ここで改めて、フラフープの正しい 回し方 だけではなく、必要な知識もお伝えします。
もくじ
1.体にあったサイズと重量のフラフープを選ぶ
「子供は楽々とフープを回せるんですが、わたしは回せないんです」しばしばこう仰って教室に体験にお越しになる方がいらっしゃいます。伺うと大人用ではなく、子供用のフープを兼用しているとのこと。 回せなくて当然です。なぜなら自分の体にあった、大人向けのフープではないからです。
自分に適したフープを選ぶことで、それまでまったくできなかったフープが簡単に回せるようになる方は少なくありません。
サイズについて
フープを体の前に立てます。
この時フープの上端がおへその下10cm~上10cmにおさまるものが回しやすいです。
ウエストが80センチ以上の方・運動未経験の方・シニアの方は上記の目安よりも少し大き目を選んでください。
フープ東京ではからだの大きな方向けに大きいサイズのフラフープもご用意しています。
≫フープ東京オンラインショップ:プラスサイズ・からだの大きな人向けフラフープ≫
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自分に最適なフラフープの選び方
重さについて
初心者は400g程度から、重くても1キロの範囲に収まるものを選びましょう。
200グラム程度のこども用フープのように軽すぎるものは、遠心力が足りず回しづらいです。
1キロ以上の重すぎるものは皮膚に対する負担が大きく、黒ずみやあざなどができやすいので避けてください。
特に初心者の場合は回す位置が安定しないため、フープが腰骨や肋骨にぶつかることがあります。1キロをこえる重量のフープは骨にぶつかった際大変痛みますし、あざの原因にもなります。
素材と形状について
凸凹/ でこぼこ のないタイプで、ポリエチレンやポリプロピレンなどのほどよい弾力の素材がおすすめです。
外側にポリウレタンのクッションがついているものは、土台が凹凸型であることが多いため、注意が必要です。
フープ東京は上記の条件をすべて満たす、大人の初心者が使いやすいフープを開発しています。
大量生産の工業品とは異なる、実際に教室で初心者の方につかっていただいてご納得いただけるフラフープです。
ご注意ください!選んではいけないNG フラフープ
絶対NGなのはフープの内側に凸凹/ でこぼこ がついていたり、磁石が付いていたりなどするもの。腰骨や肋骨に当たった際にあざができやすく、とても痛みます。
2.フラフープ の正しい 回し方 とコツ
最近では「腰は回さないで前後に動かすんでしょ?」と仰る方も増えてきました。
その通り、腰は回しません。前後または左右の直線運動をします。
くわえて、姿勢も重要です。
前後に動かす場合
腰を前後に動かす場合、以下の手順で行います。
- 両足は肩はば程度に開き、片足を半足~一歩前にずらす
- フープを水平にかまえ、おへその高さで背中にぴったりつける
- 片方の手を少し後ろに引き、勢いよく水平に押し出す
- フープを押し出したら、おへそを前後ろに一定のリズムで動かす
では、順を追ってよりていねいに解説していきます。
基本の姿勢
まず両足を肩幅程度に開いてから、片足を少し前にずらします。
フープを右から左に押し出す(反時計回り)方は左足を前にします。
逆に左から右に押し出す(時計回り)方は右足を前にします。
フープを構える
フープを水平に持ち、おへその高さで(高すぎても低すぎてもダメ!)背中にぴたりとつけます。
両脇はしめ、肘の角度は90度。
前腕をフープにそわせるように構えます。
フープを手で押し出す
片方の手を少しだけ後ろに引いて、勢い良く水平に押し出します。
まずこの「押し出し」まで↑↑をマスターします。
フラフープを押し出すときのコツ
勢いづけようとして上体を大きくひねるのはNGです。
水平に押し出せなくなりますし、つぎの動作(腰前後)に移るまでの間があいてしまい、その隙にフープが落ちてしまいます。
肘を支点にして、帯を巻くように手を押し出してください。
あせらず落ち着いて。押し出しイメージはドリフの「ババンバ・バン・バン・バン」です!
この押し出しがしっかりできるようになってから、つぎに「エアフープ」での体幹の運動にはいります。
骨盤の動かし方
水平に構えたフープをいったん体から離し、フープの真ん中に立ちます。
おへそに意識を置きます。
おへそを前・後ろに、ゆっくり大きく動かします。
前後に大きく動けるようになったら、徐々に振れ幅を小さく、テンポを上げていきます。
一定のテンポを保って直線的に動かし続けます。
前後運動のコツ
動きは小刻みに、素早くです。
フープが一回転する間に前後の往復をしないといけませんので、かなり速めのテンポであることがご想像いただけますでしょうか。
エアフープのチェックポイント
- 前足のつま先がしっかり前を向いているか。
- おへそを押し出す方向は前(つま先の向いている方向と一緒)か。
- 腰をひねっていないか
以上に留意してエアフープを行います。
エアフープでマスターできたら、いよいよ実際にフープを回してみてください。
「押し出し」のあとすみやかに「前後の動き」を続けることで、フープが回るようになります。
左右に動かす場合
- 両足は肩はば程度、横一文字に開く
- フープを水平にかまえ、おへその高さで背中にぴったりつける
- 片方の手を少し後ろに引き、勢いよく水平に押し出す
- フープを押し出したら、腰をひねらず一定のリズムで左右に揺らす
手順は【前後】のときとほぼ同じです。立ち方と腰を動かす方向が変わります。
なかなか安定しない方、うまく回せない方は、次の項目【姿勢】を要チェックです!
姿勢を意識する
正しい動きに加え、姿勢も重要なポイントです。
【前後】の場合も【左右】の場合も、頭の位置は常に両足の真ん中です。
頭をつらぬく串が、体幹を通って両足の真ん中に突き刺さっているようなボディイメージを持ってください。
- そり腰の方(おしりが後ろに出てしまっている)
- 頭がブンブン振れてしまっている方(軸の崩れ、前後のリズムの崩れ)
- おへそよりも尾てい骨側が動いてしまっている方(肝心のおへそ前後ができていない)
上記にあてはまる方はぜひ姿勢のチェックを。
ビギナーであるほど動きや重心の位置に偏りが生じやすいので、大きな鏡や窓ガラスの映り込みなどをおすすめします。
「ひとりではどうも回せる気がしない」「正しく回せているのか不安」という方はどうぞレッスンにお申込みください。
フープ東京のフープを購入されたお客様には無料のオンラインレッスンもご用意しています(同梱の案内をご覧ください)。
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3.筋肉(主に大腰筋、腸骨筋、腹直筋、腹斜筋、腹横筋)を育てる
フラフープを回すことで体幹のインナーマッスルが自然と鍛えらえ、より長い時間安定して回せるようになります。
フープを回す=インナーマッスルトレーニングという仕組みですが、並行してこちらの筋トレを行っていただくことで、より早くフープが回せるようになります。
また「いままでまったく運動習慣がない」「どのトレーニングからはじめていいか分からない」という方は、まずこの自重筋トレで動ける体を作ってから、フープなりほかの運動なりに取り組まれることをおすすめします。
適したフープ、正しい動きと姿勢。これが備われば、フープは必ず回せるようになります。
日常生活にフープを取り入れて、健やかな体を保ちましょう!